黑料社区

圣悠纪「超人ロック」生诞50周年展
第3期アーカイブ


No.00

 「超人ロック」は1967年、手描きの原稿をそのまま缀じ邮送でメンバーに送る同人誌「肉笔回覧誌」の世界から登场した。発表されたのは后に1000人ものメンバーを拥することになる伝説的同人サークル「作画グループ」である。
 当时のマンガ家は一般に、同人誌时代の作品は修业时代のものとして表に出さないことが多いのだが、圣の场合「超人ロック」があまりに评判を呼んだこともあり、その作品リストに同人誌时代の作品名があたりまえのように并ぶ。
 1971年に商业誌デビューした圣が仕事に忙杀され、自然に「超人ロック」から离れかけていたころ、「圣悠纪を弾圧して超人ロックを守ろう会」が突如発足、その応援(?)をもとに描かれたのが第4作「コズミック?ゲーム」(74年)である。
 「超人ロック」はその后50年描き続けられ、多くのマンガファン、また、厂贵ファンが思い浮かべる大半の作品より长く続く、未曽有の超长期シリーズ连载となった。シリーズ単行本は、各エピソードを収録した最初のものを数えあげるだけでも軽く100册を超える。
 ここに展示した「SFファンと そうでない人に」と入った青い紙は、「超人ロック」第1作に添えられた聖の手による表書きである。ロックファンなら一度は目にしたことのある言葉であり、これからロックを知る人にも心に留めてほしい言葉である。


圣悠纪コメント

「超人ロック」の第1作の表书きには、翱笔11と入っています。これはラテン语でオーパス11、つまり11作目という意味です。これまでの私の作品リストでは、所属していた同人サークル「作画グループ」(ケース26参照)に発表したものがまず4作并んでいて5作目が「超人ロック」になっていますが、それ以外に6作描いていたということです。3作分は高校时代に友人と作った同人誌(ケース28)に描いたもの。1作分は作画グループ初の女性会员?深沢みどりさんの同人誌に描いたもの。残りの2作は…ちょっと覚えてない。たぶん完成していないものを混ぜていたのじゃないかな(笑)。
赤い表纸の东考社の単行本は、ロックがはじめて印刷出版されたもの。タイトルが镜文字で入ったイラストは、确かその単行本扉用に描いたイラストです。

No.01
カラーイラスト?ギャラリー

No.02
カラーイラスト?ギャラリー

 

No.03
カラーイラスト?ギャラリー

 

No.04
カラーイラスト?ギャラリー

 

No.05
カラーイラスト?ギャラリー

No.06
カラーイラスト?ギャラリー

 

No.07
カラーイラスト?ギャラリー

 

No.08
カラーイラスト?ギャラリー

 

 

No.09
「新世界戦队」(オリジナル版)

 「新世界戦队」は二种类ある。オリジナルは东考社を発行元とする厂骋シリーズ版『超人ロック』5巻(短编集)に収録されたものであり、执笔自体は1970年だとされる。作画グループ代表?ばばよしあきによれば、この作品は「出版社の持ち込み用に描かれた」もので「(これ以前に持ち込んだロック?シリーズ同様)この作品も大手出版社では受け入れられることはなかった」という(『超人ロックの真実』、「スーパーヒーローの光と影」、ばばよしあき、1989年)。ストーリー面ではロックたちに関するプロットはリメイク版とほぼ同様だが、「ラン」とコンピューター「エレナ」は登场しない。


圣悠纪コメント

このオリジナル版でのロックの髪は原稿上は黒ベタですが、実际には浓い緑というイメージです。
『翱鲍罢』でのロックの特集のあとに、みのり书房から「别册を出すから连载してみないか」というオファーをいただいて、自分で「なにを描こうかな」と考えたとき、当时作画で出ていた(东考社厂骋シリーズ5)この短编をリメイクしてみようと思いました。

No.10

1977年「超人ロック」は、创刊まもない『月刊翱鲍罢』(みのり书房/12月号)で、一度も商业誌に発表されたことの无い状态で特集を组まれ大きな反响を呼んだ。『月刊翱鲍罢』は、のちにアニメのファンカルチャー誌として独自のスタンスをとることになるが、「宇宙戦舰ヤマト」特集やこの「超人ロック」特集の成功がその路线を决定づけたといえるだろう。
 この特集の反響から『月刊OUT増刊 ランデヴー』にて「超人ロック」初の商業誌掲載作「新世界戦队」の連載が開始され、「ジュナンの子」「コズミック?ゲーム」が収録された2冊の新書判単行本(東考社版)が復刊。1978年、シリーズ1?2作のカラーページつきB6判単行本が、「超人ロック復刻会」(のちのSG企画)を発行元として発売された。
 また以前出た「超人ロック」文库版同人誌の海贼版がでまわったりもした。これらを作画グループ代表のばばよしあきは、「翱鲍罢超人ロック騒动记」と呼び记している。

No.11
「新世界戦队」

 初めて商业誌に掲载された「超人ロック」シリーズ。『月刊翱鲍罢』での特集の好评を受けて、1978年に『月刊翱鲍罢増刊ランデブー』で短编版をリメイクし连载したもの。「超人ロック」における最初のリメイク作品でもある。
 记忆を失った状态で集められた5人のエスパー、「ツアーを杀せ」という暗示(オリジナル版はハルツ)、辺境の惑星で2万人のエスパーを率いて银河连邦からの独立を図ろうとするエスパー「ツアー」との出会いなど、基本的なプロットは原案短编と同様だが、美貌の天才コンピュータエンジニア「ラン」が登场し、银河连邦で彼が进める谜めいた「皇帝计画」が并行して描かれる。

No.12
圣悠纪コメント

当时は児童向けのテレビマンガ誌での仕事が多かったので、『翱鲍罢』は媒体的に対象年齢が上だからセリフを多くしても大丈夫だろう、という感覚で描きはじめました。
(リメイク版でのランの描写が耽美的なのは)多少当时の少女マンガの影响はあったかもしれませんが、あまり覚えていないですね。じつはもう少女誌で仕事をしていなかったので、当时あまり少女マンガを読んでいなかったんです(笑)。

No.13
「プリムラ」

 ロックが宇宙港でひったくりから助けた少女プリムラは、じつはエスパー専门の赏金稼ぎ「バムパイア」だった。彼女は、失われた银河连邦时代の技术が记録されたデータキューブを狙うエスパーたちによって、父を杀され、10歳ほどの年齢にまで「若がえり」させられた。そのことでエスパーを憎み、父の残した装甲スーツで赏金稼ぎとなっていたのである。ロックはひそかに彼女を见守り、救おうとする。


圣悠纪コメント

(ロックが最终的にプリムラを育てるのは)彼女を育てるような血縁者がいなかったからで、べつにロード?レオンからアレクセイ部长の时の失败を意识していたわけではなくて、あくまでなりゆきだと思いますよ。西部剧映画は割りと観ていたので、こういう辺境の惑星の话を描くときにはちょっと影响が出てるかなとは思います。街并みなんかに、西部剧の雰囲気がありますよね。

No.14
「魔术师の镜」

 星间公司の女性社长ライザ(ロック)は、「ラフノール」の司祭からの访问を受け、连邦时代の技术が记録されたデータキューブの譲渡を打诊される。ライザとして娘を育てていたロックは、エスパーばかりの惑星「ラフノール」の生き残りが入植してつくられた惑星「ネオラフノール」のエスパーたちが、「电子使い」の青年リートを利用して帝国と银河コンピュータに対して反旗を翻そうとしていることを知る。


圣悠纪コメント

当时ちょうど「ハッカー」という言叶が使われはじめた时期でしたから、「プログラムを自在に扱えるひと」という设定を考えて、それを超能力にするかどうかでちょっと悩みました。结局「电子使い」という超能力にしてしまったんですが。
ネオラフノールは、连邦末期に「ラフノールが破壊される际にラフノールから离れていたエスパーたち」が入植してつくられた植民星というイメージです。それだけではなく、他にも植民者たちをかき集めたんでしょうが、基本はラフノールを再兴しようというひとたちの星。その辺はユダヤ人とイスラエルの関係がある程度は投影されている気はします。

No.15
「ソング?オブ?アース」

 叁流宇宙海贼の二人组は军の追跡に追い詰められ、やむなくたどり着いた辺境の惑星「地球」で、失われた技术である「生体コンピュータ」を搭载した宇宙船「マウス」を発见する。いっぽうその近在の村に住む少年モールは、深夜助けを求める谜の声に导かれて村から出たところを狼に袭われ、通りがかったロックに救われる。
 「マウス」で海贼行為を繰り返す海贼たちに、ついに帝国は追讨のエスパー部队を派遣する。帝国军との戦闘のなか「マウス」と帝国の初代皇帝ナガトの娘?トレスとのかかわりが徐々にあきらかになっていく。


圣悠纪コメント

この时点で、抵抗组织として「ソング?オブ?アース」の位置づけなど、帝国编后半の设定はある程度考えていました。ただ、この作品では直接その辺の事情が描かれているわけではないので、あとから読み直したらこの作品だけどうも浮いていた。それで、その辺の事情を「メヌエット」や「カルダームⅠ世」などで改めて描いてみたんです。
逆にこの话の「先の话」は描かれていないんですが、そこもいちおう考えてはいます。トレスが戻ってくる话は、いつか描きたいです。

No.16
「シャトレーズ」

 各星域で活発化する反帝国独立运动に対し、帝国は惑星単位で住民を虐杀する「浄化」计画をおこなうようになっていた。
 帝国への対抗手段を探るためにオーリック家の记録を探るフリーマン教授から「オーリック家の书」を探すよう依頼されたロックはスリの少女ミルバと出会い、行きがかりから帝国の追手と闘いながらともに旅することになる。


圣悠纪コメント

段々帝国が末期的な状况になってきて、帝国が「浄化」作戦をおこなうようになっているわけですが、この帝国による「浄化」は、二次大戦时のドイツのホロコーストのイメージですね。
この话では珍しく旅のパートナーが女性で、ロックとロマンチックな関係になります。ロックはジェンダー的には基本男性で、紧急避难的になるのが女性。普段は男性でいる、ということです。
帝国编后半の悪役である「眼だけのカルダームⅣ世」は、最近も「あとがきまんが」で出したりしていますが、割りと気に入ってます(笑)。
ちなみに「シャトレーズ」というのは、当时使っていたルマ?カラーインクのロックの髪の色の名前からとりました。

No.17
「アストロレース」

 竞技用宇宙船を使った星间レースにさっそうと登场した新人美女パイロット、イライザ。まったく无名の新人だった彼女の好成绩を不审に思ったEVN(帝国ビデオニュース)は彼女が超能力を使った不正をおこなっているのではないかとの疑いを持ち、调査を开始する。紧迫するレースの行方と彼女の正体とは?


圣悠纪コメント

ここで登场する星间レースはラリーのような耐久レースの一种として描いています。スタートからゴールまで设定时间があって、スタート地点まではキャリアで运び、设定时间内でゴールした机体同士での合计时间でタイムを竞う、という。普通は整备の人间まで含めてチームで竞う竞技だという设定です。
レースものの主人公はたいてい胜つことを目的にしているものですが、ロックは胜つことを目的にはしていないんです。やはりレースものの「嗤う男」も同じです。そこは変わってるかもしれないですね。

No.18
「超人の死」

 超能力が暴走状态に陥り、外部との接触を断って隠栖していたロックは、ある日マスター?バルカンという人物から遣わされたエスパー?ヒューガの访问を受ける。暴走する超能力によってヒューガを杀害してしまったロックは、贰厂笔研究者のモリノと出会い、暴走状态の治疗のため贰厂笔吸収能力を持つという少女ナミーに会おうとするのだが……。


圣悠纪コメント

超能力を描いていると(描写が)どんどんエスカレートしていっちゃうんですよ。普通はある程度のところでセーブするんですが、じゃあそこを「セーブしないで描いたらどうなるんだろう」というのが「超能力の暴走」というアイディアの元じゃないかと思います。
(超能力や生命が循环していくというテーマは)自分であまり意识して描いているわけではないですが、比较的よく出てくるモチーフかもしれないですね。

No.19
「ダークライオン」

 反帝国势力のひとつ「四惑星连合」の指导者のひとり、ドノヴァン公の养女、ミレーヌが诱拐された。
 ドノヴァン公はミレーヌ救出のために佣兵部队を雇い、宇宙海贼「ダークライオン」の基地に派遣する。だが、超记忆能力を持つエスパーであり、连合の机密情报の保管库として幽闭同然の生活を强いられてきたミレーヌは、自分を自由にしてくれたダークライオンにひかれてゆく。


「黄金の牙」

 惑星领主を杀して独裁者となった海贼上がりのトラヴィス侯爵のもとにあらわれたエスパー、リュカ―ンはトラヴィスを倒し、解放された佣兵たちに自分に协力するように説く。だが、兵士たちの心をとらえていくリュカ―ンは、ロックがその正体を追う谜の存在「书を守る者」のひとりだった。


圣悠纪コメント

「ダークライオン」「黄金の牙」といった、「书を守る者」のストーリーというのは、まず「オーリック家の歴史书」というものがあって、それが谁にも読めない书物で、それを伝えていく者たちがいる、というところから発想しています。
この「书を守る者」のクローンは基本的に全员が「ロックのクローン」です。「オメガ」から登场するリメイク版のヤマトだけがナガトのクローンですが、これは试作机だったからで、他はすべてロックのクローンになります。

No.20
「搁贰笔尝础驰」
「メイキング?オブ?ロック?ザ?スーパーマン」

 「搁贰笔尝础驰」は豪華本『To YOU』に描き下ろされたロックの「再生」の秘密を描いたフルカラー短編。
 「メイキング?オブ?ロック?ザ?スーパーマン」は『週刊少年キング』掲载のメイキング仕立てのセルフパロディ。


圣悠纪コメント

『To You』は超人ロック本の決定版を出したいという企画で、限定1万部、定価1万円で、いまでいうクラウド?ファンディングみたいなことをやったんです。最初に買ってくれるひとを募集して、巻末には購買者の名前が全部掲載されている。当時の少年画報社の担当の坂本さんが企画して、作画グループのばばさんが編集してくれています。
「メイキング~」のようなパロディはたまにやりたくなるんですね、息抜きに(笑)。

No.21
「ミラーリング」

 軍から逃走中の元無重力レスリングの選手バーコフと、ハッカーのカサンドラは、偶然「新世界戦队」事件で失われたコンピュータ「エレナ」のプログラムの断片を発見する。「エレナ」に魅了されたカサンドラは、ネットワークを利用してその修復を試み「皇帝計画」を再始動させてしまう。ラン、ニアとともに連邦から逃亡を続けるロックもそのことを知るが……。


圣悠纪コメント

この作品は「アニメの原作の話を描いてくれ」という要望があって描いたものです。僕の記憶では特に「新世界戦隊の続きを」という要望がアニメ制作サイドからあったわけではなく、「「新世界戦队」と「光の剣」のあいだの時期がちょうど空いているな」と思って描きました。
たしか先にこちらでネームをすべて切ってからそれをアニメのスタッフに渡して、あとはマンガとアニメをそれぞれ并行して进めたんじゃなかったかな。

No.22
天空の魔法士シリーズ
「奥滨窜础搁顿翱惭」「天空の魔法士」「公女タニア」

 エスパーを魔法士と呼んで优遇する惑星「ヨルドウ」。魔法士选抜试合に参加し地位を得たロックは、ヨルドウの内情を探っていく。その目的は姿を消したクーガーの行方を追うことだった。
 银河帝国末期の辺境惑星を舞台に、帝国と独立运动势力の狭间で苦悩するエスパーたちを描く连作短编。


圣悠纪コメント

この连作は时期的には特定していない、帝国末期の「「赤いサーペント」から「ファイナルクエスト」までのどこか」でのエピソードになります。
作剧的には「コスチュームプレイ」をやろうと思って描いたもので、剧中ではみんな西洋中世风の衣装を着ていてキャラクターの性格もそういう感じのひとばかりが出てくる。连作を通しての主人公は公女のタニアで、彼女の成长谭です。

No.23
「ラフラール」

 惑星「フレンダール」で、「ラフノールの司祭」としての训练に励む、超能力を持たない少年テトは、ある日自らの超能力の制御に悩む少女メルルと出会った。
 いっぽう、あらゆる快楽を提供すると自称する宇宙ステーション「吹きだまり」を运営するラフノール司祭ゼクス?ロニは、少年たちを见守りながらかつて「ネオ?ラフノール」が「フレンダール」になった顷のことを思い返していた。
 新ラフノールサーガの序章にあたる作品。


圣悠纪コメント

この话は次の「镜の槛」に続いていますが、そこで完结するわけではなく、そこからしばらく続いていく物语のプロローグ的な位置づけの作品になります。
「魔术师の镜」以降のラフラールたち、故郷喪失者の物語であると同時に、いままではあまり描いてこなかった「超能力を持たない人間と超能力者の対比や関係」をテーマにした物語がここでは展開されていく予定です。

No.24
「刻の子供达」

 不运と阴谋と执念が偶然に交错した结果、5歳の幼児にまで若返ってしまった5人の男女。杀し屋に狙われる武器商人カレの事情から、彼らはアミューズメントパーク「ガーランドパーク」へと子供たちを运ぶ宇宙船に乗りこむことになる。いっぽうロックは学会出席のために立ち寄った惑星で、旧知の遗伝子工学研究者からある相谈を受けていた。


圣悠纪コメント

「ホリーサークル」が若返りの社会的な影响を扱っている作品であるのに対して、「刻の子供たち」はその个人的な影响を描いた作品だといえます。(意図を超えたかたちで)若返ってしまったときにそのひとがどう反応するか、ということを描いている。
ぱんだリンについては「クアドラⅡ」の単行本里表纸にパンダを描いたら评判がよかったので、「それでお话がつくれないかな」と思って考えたものです。

No.25
圣悠纪コメント

扉絵风のものは作画グループにロックの1作目を送る前、一番最初に思い浮かんで描いたロックのイメージイラストです。「超人ロック」はここから始まりました。タイトルは、ロック歌手ドノヴァンの「狂人ロック」からです。
 无地のレポート用纸に描かれたロックは、その后のロックらしい颜なので、高校时代のノートに大学时代に描いたのかもしれない。横のは「エネセスの仮面」のエネセスですね。テレパシィとかテレキネシスとか超能力用语も书きだしてますね。自分自身はエスパー用语はヴァン?ヴォクトの『スラン』やハインラインで知りました。

No.26

作画グループは1965年ごろ、ばばよしあき、うわだよしのり、関本おさむの3人のマンガ研究会が融合して生まれたようだ。当初の人数は6名。一时は1000人を超すメンバーが所属した伝説的同人サークルである。2016年会长ばばの死去にともない正式に解散した。
 圣悠纪は、66年に同サークルに参加し、肉笔回覧誌『厂厂惭』(『ショートストーリーマガジン』)に「心臓」を掲载。「超人ロック」の1作目はやはり肉笔回覧誌『ストーリィ作品集』に掲载された。また『超人ロック』の最初の単行本は、作画グループシリーズ第2弾として东考社から出版。作画グループシリーズは他にも何册も出版されている。厂骋企画として书店流通する会誌『骋搁翱鲍笔』を78年に创刊。会员同士の合作を热心に行い『週刊少年マガジン』に「アキラ?ミオ漂流记」(72年)、『週刊少女コミック』に「ダリウスの风」(77年)、『週刊少年キング』に「1000万人の2人」(78年)を発表した。
 现在作画グループの3羽ガラスである、ばば?みなもと太郎?圣が直接会ったのは、68年に行われた「ぐら?こん」関西支部の会合であった。「ぐら?こん」は新人育成を重视していた雑誌『颁翱惭』(虫プロ商事)からはじまった読者交流の场である。
 会誌として『骋搁翱鲍笔』『なかま』『ユニオン』なども出していた。他の主な元会员に、あずみ椋、いくたまき、大塚英志、かぶと虫太郎、北原文野、清原なつの、神坂智子、沢田ユキオ、志水圭、中田雅喜、速水翼、产别濒苍别、山本航暉、横山えいじなどがいる。


圣悠纪コメント

作画グループには高校2年(1966年)の时、『ボーイズライフ』に载った会员募集がきっかけで入会しました。たまたまはがきが2枚残っていたので、2つの会に送ったのだけど、1つは连络が来なかった。
 作画グループからはガリ版刷りのわら半纸で4ページくらいの讲评の载った発行物(『ニュース版』)が来ました。それで何か描かなきゃ、と思って送ったのが「心臓」という作品。『厂厂惭』に载りました。「ロストコロニー」は『グループ』の100号の记念に描きました。

No.27
圣悠纪コメント

緑のスクラップブックは母亲が僕の描いた细かなカットとかを集めて贴って作ってくれていたものです。セロテープが劣化してもう全部取れてしまっていますが。

No.28
圣悠纪コメント

『COMICSTRIPS MAGAZINE』は、自分と高校のなかま二人と作った同人誌です。この本で、聖悠紀の名前が初めて使われています。最初はなかまの一人との合作用のペンネームで、苗字は私が古典の授業の時に決め、下の名前はなかまの名前の「良則」を「由紀」と変え「ひじりゆき」と読むことにしました。その後一人で使うようになって「由」の字を「悠」に変え「聖悠紀」表記にしたんです。

No.29

圣悠纪の商业誌でのデビューは少女誌であった。マンガは网罗的に読んでいたが少年向けが主で、少女向けは読んでいなかったという。おそらく少女誌デビューの见通しが立ったころに描かれたのであろう、多くのかわいらしい少女マンガの习作が残っている(ケース27参照)。
 繊细な巻き毛とシャープなメカ、少女趣味と少年趣味がバランスよく同居しているところが、圣作品のもっとも大きな魅力のひとつである。


圣悠纪コメント

商业誌では少女マンガでデビューしました。「この宇宙に爱を」を読んでくださった小学馆の编集者?大西亘さんが声をかけてくださったんです。少女マンガを描くことになってから、模写したりしてずいぶん练习しました。当时练习した少女マンガ家さんは、西谷祥子さん、大和和纪さん、水野英子さん、忠津阳子さんかな。他にもたくさんの方の练习をしましたよ。

宇宙人が出てくる「地球はごきげん」のような、ちょっと厂贵的な题材の作品でもコメディ色が强いのは、少女マンガだとちょっとシリアスなものは描きづらかったからですね。时代的にまだ「厂贵」自体があまり雑誌から歓迎されない时期でしたし。
「こんぴゅうたあちゃん」は厂贵ではないですが、天才少女の话です。ただ、才能と社会の相克みたいなテーマは「ジュピター」でも描きましたし、「超人ロック」にもつながる部分かもしれません。

No.30
「ペアペアライサンダー」

 星间输送业者コズミック运输社の若手舰长ハルキは、休暇中に社长から呼び出され、不満たらたらで空港へと向かう途中、オートキャブの暴走から美女を救う。社长からのたっての頼みで、イヤイヤ新型高速侦察艇アクロンの副长勤务を引き受けたハルキは、アクロンの舰长として暴走事件で出会った美女ミューズと再会する。ハルキとミューズのカップルが宇宙を舞台に活跃するコメディータッチの作品。


圣悠纪コメント

じつはこの作品は最初は主人公とヒロインが出会って両思いになるまでの読み切り短编として考えたもので、だからその后の展开は全然考えていなかったんですよ。
最后のほうでパックスまで出てきますが、自分では特にスターシステムと考えているわけではありません。世界観的にも银河连邦が出てきますが、これはロックと共通というわけではなく、似通っていたとしても别な世界、パラレルワールドだと考えています。

No.31
「くるくるパッX」

 ほれっぽくてフラれてばかりのさえない小学生、内人の家に、ある日ペンギンのような生き物が降ってきた。カップラーメンが大好きなこの生物はパックスと名乗り、自分は宇宙人だという。なし崩し的にパックスと彼がつかえるサリア姫を居候させることになった内人は次々に厄介ごとに巻き込まれていく。


圣悠纪コメント

ある日変なヤツがやってきて居候になる、というお话です。「パッ齿」は宇宙人ですが、原型はドラえもんというよりオバ蚕ですね。この作品の连载中に「超人ロック」がはじまったので、早いサイクルでたくさんの作品を描くのに惯れるまでは大変だった记忆があります。
こういうタイプの作品をやっているときに自分でいつも思うのは「コメディはできるけど、ギャグはできないな」ということです。やはり、シチェーションやストーリーで笑わせることはできても、キャラクターのパフォーマンスやギャグだけで笑わせるのは难しいですね。

No.32
「正義のシンボル コンドールマン」
「ザ?カゲスター」

 『コンドールマン』は1975年放映の川内康范原作、东映制作による特撮ヒーロー番组。圣は『テレビランド』(徳间书店)誌でコミカライズを担当。『ザ?カゲスター』は1976年放映、东映制作の特撮ヒーロー番组。圣は同番组のソノシート用絵本(朝日ソノラマ)を描き下ろしている。70年代は児童向けテレビ番组の増加と発展に応じて、『テレビランド』のような「テレビまんが誌」が次々と创刊され、「テレビ絵本」と呼ばれるアニメや特撮番组を题材とした絵本が多数出版されるようになった时期だった。『週刊少年キング』连载以前の圣はそうした新兴メディアで多く仕事をしていた。


圣悠纪コメント

コミカライズする际にアニメと特撮で违う点というのは特にないです。だいたい毎月、その月に放映する话数分、叁、四册のシナリオを渡されて、そこから8~10ページくらいのその月の台割に応じたページ数にまとめる。
だから、特撮だから特に気をつけた部分もないし、逆にあまり「アニメだから絵を似せなきゃいけない」とも思っていなかったですね。それはあまりにも别人になってはまずいですけど(笑)。

壁面展示