2026年02月03日
商学部教授 松原 有里
みなさん、こんにちは。
商学部のアカウンティング?コースで租税法を担当している松原有里です。私は明治大学に赴任する前に、5年余り、ドイツ语圏(正确にはドイツ语のよく通じる地域です)のヨーロッパで暮らしていました。今日は、私の眼からみたヨーロッパの言语と専门の勉强とのつながり、私の欧州での个人的体験、そして、日本の大学でドイツ语を勉强する意义を皆さんに少しお话したいと思います。
まず、大学に入られた皆さんは、初习外国语を选択することになると思います。もしかして、今まで英语が苦手だった人(私もかつてはそうでした)には、「もう、これ以上、訳のわからない外国语をお経みたいに唱えて、知らない単语をいちいち辞书で引くのは嫌だなー」という気持ちがあるかもしれません。でも、受験のための语学の勉强と「実际に使うため」の语学の勉强は违うのです。もちろん、细かい文法や単语の知识も必要な时はありますが、本当の生きた外国语の勉强とは、「间违えて」覚えていくものです。もう皆さんは、自分が小さな子供だったときのことなど忘れているかもしれませんが、実は、母国语も皆そうやって习得しています。要は、最初から完璧をめざす必要などなく、何か自分の兴味のあることに関连づけて学ぶこと、それが、语学にも専门にも共通する「良い勉强法」だと私は思います。
さて、ドイツ语と専门教育のつながりなのですが、日本は19世纪后半の明治时代に国や社会の制度全般を作る际、当时の最先端を行っていた欧州からの影响を强く受けたため、社会科学系の学问の多くはドイツから输入されたという事情があります。そのため、戦后日本の大学教育がアメリカ型に転换し、社会のシステムが大きく変化した今でも、日本の近代化のプロセスを深く知る际にはヨーロッパ言语の知识は不可欠なのです。
あとは、私の个人的な体験谈を少しお话します。私は、大学院时代に最初はオランダ、次にドイツ、最后にオーストリアの大学で勉强をしていましたが、オランダ人は、ドイツ语と英语の双方を理解し、外国(英独仏)のテレビや新闻记事を见ては「同じ事件でも解説の仕方が违う」とよく议论していました。外国语の达人になると、情报収集の机会が広がりバランスの取れた考え方ができるようになります。さらに、ドイツやオーストリアにいた时には、南欧や东欧の留学生たちとも知り合う机会があり(留学生は寮で共同生活をすることが多いのです)、ドイツ语圏だけでなく、それ以外の英语が通じない地域で暮らす人々の考え方や、歴史、食べ物を知るよい机会にもなりました。日本にいると殆ど知る机会のない地域からの留学生も沢山いましたから。(同时に、今の日本がどれだけ物质的に豊かかということにも気づかされます。欧州大陆に年中无休24时间営业のコンビニはないのです。駅のキオスクはありますが。)
そういう意味で、皆さんには、まだ头も耳も口も柔らかい时期に、初习外国语に果敢に挑戦することをお勧めします。何事もそうですが、若い时に习ったことはずっと覚えているものですし、これからの时代、皆さんが、将来、短期间でも外国で暮らしたり、外国人と一绪に働く可能性もあるかもしれませんからね。
最后に、本学の提携留学先、イエナ大学について。旧东独に位置するため、日本ではあまり知られていませんが、歴史的には大学都市かつ光学ガラス产业の中心地として古くから栄えていた街です。东ベルリン同様、まだ復兴途中の観は否めませんが、学生の多い街でそれなりに活気はあります。ゲーテもかつてここで医学を学んだそうですよ。



