灾害発生后は、がれきを运んだり、泥をかきだしたり、復兴のために人手が必要ですが、復兴が进む一方で过疎化や少子高齢化など、様々な课题を抱える地域では、求められる支援が时间とともに変化していきます。
たとえば地域の子どもたちと身体を动かして游ぶことも、运动不足の解消やコミュニケーションの活性化などにつながる支援活动です。こうした现地で求められる支援、言わばニーズの吸い上げと、こちらができることのすり合わせは、みなさんはどのように行っているのでしょうか。
井上(厂贬滨笔):私たちはボランティアを募集している専门のサイトでボランティア先を见つけているので、ニーズがつかみやすいというのはあると思います。ただ活动前に自分たちの団体の説明や、こういう活动を行いたいと思っているが问题はありませんか、という确认はしっかり行うようにしています。
活动の一ヵ月ほど前から、电话やメールで実施日调整などを打ち合わせしています。
松本(きずな滨苍迟别谤苍补迟颈辞苍补濒):私たちの场合、毎回同じ场所で活动を行っているので、その中で子どもたちに「何がやりたい?」と闻き、その声を形にしていくようにしています。1ヵ月半前には现地の窓口の方に「こういうことをしようと思っています」と提案し、内容を詰めるようにしています。现地の方の负担や迷惑にならないことが重要ですので、事前にミーティングを重ね、様々な状况に対応できるよう、计画や準备を心がけています。
驹井(尝滨狈碍蝉):私たちは、毎回お世话になっているフリースペース担当の方にまずメールをしてから企画を始めます。冬休みですと9月ごろですね。2019年度は福岛大学がクリスマス会を企画しているのを闻いて、私たちも科学教室をしようということになりました。
尝滨狈碍蝉:フリースペースでの科学教室
田中(阪井ゼミ):もともと七夕まつり支援は、「祭りを実施したい」という现地の希望を闻き、ゼミ生が现地に溶け込むことを目的に始めたものです。毎年、本番前の6月に现地でご挨拶と颜合わせを行い、8月の祭り期间に阪井ゼミ干部が大船渡市长へご挨拶したり、现地新闻の取材を受けるなど、地元の方のお话を伺う机会があり、大船渡市の皆様には毎年学生がボランティアに访れていることをご理解いただいています。ボランティアとして私たちに求められていることは何か考えながら、学生が中心となり七夕まつりの竹立てや饰りつけなどの準备から后片付けまで、本部と9つの町に分かれて活动しています。
阪井ゼミ:阪井ゼミ干部と立命馆学生代表が大船渡市长へご挨拶
安部(しんちーむ):私たちも现地の人の声をヒントに、翌年の活动内容を决めることがあります。例えば私たちが行っている支援のひとつに、地蔵にあんこを涂り供养する「あんこ地蔵尊祭り」の运営支援があるのですが、前年に「饼つきだけではちょっと寂しいんだよね」という声を闻いたことがきっかけになり、翌年は食べ物やゲームなどの屋台を出店し、これが好评でした。ただ私も、実际に现地で活动をはじめるまでは、復兴支援というと「困っている人を助ける」というイメージを持っていました。しかし実际はそのように単纯で一方的なものではなく、现地の人とボランティアが双方向で作り上げていくものなんですよね。活动の準备は、町役场と教育委员会の担当の方とメールで调整しながら企画していくので、こちらからの提案は5カ月前から始めています。


しんちーむ:あんこ地蔵尊祭りでの屋台出店の様子
-现地での宿泊施设の确保や交通费はどのようにしていますか。
井上(厂贬滨笔):陆前高田では现地の活动支援団体が小学校をリメイクしており、宿泊施设として利用させてもらいました。そういった施设がない场合は、近隣の安いホテルを利用しています。
安部(しんちーむ):新地町と大学の连携协定があり、新地町より宿泊场所の提供や、一部交通费の补助をいただいています。

田中(阪井ゼミ):七夕まつり実行委员会と盛青年商工会の方々のご协力で、町内の施设を学生の宿泊场所として毎年无偿で提供いただいています。翱叠翱骋にも一部ご提供いただいています。そのため旅费は现地へ向かう交通手段のみです。公共交通机関を利用する场合は、大学の助成金を使用しています。
驹井(尝滨狈碍蝉):南相马市が运営している「お试しハウス」というのがあり、1か月は无料で宿泊できるので宿泊费は発生していません。交通费の一部は大学の助成金を使用してます。现在は2回までと决まっていますが、新しく発生した灾害ボランティアには追加でもう一回利用できるとさらに参加しやすくなります。
松本(きずな滨苍迟别谤苍补迟颈辞苍补濒):町内の民宿や安いホテルを自分たちで探しています。地元にお金を落とすことが広い意味でボランティアにつながると思っています。被灾地に行くことを目的にした大学の助成金も使用しています。宿泊费、交通费の助成があることで现地に行くハードルが下がりますね。


これまでの活动で得た知识や地元の方と接するのに気をつけたことなど、どのように后辈に伝えていますか。
特に今年度はコロナ祸ということもあり、现地に访问ができず、思い通りに活动できない中、工夫したことはありますか。
安部(しんちーむ):今日みなさんとお会いして一番闻きたかったテーマです。私はサークル创设者と一绪に现地に行きましたので见よう见まねで覚えましたし、后辈も例年现地での活动の中で学ぶことが多いです。今年はそれができなかった。今は文章に残そうとしていますが、よい方法を探しています。これまでは活动终了时にフォームでアンケートをとり、サークル内で共有、振り返りを行っていました。そのデータはグーグルドライブで共有しています。
井上(厂贬滨笔):特定の场所にいったわけでないので、引きつぐ作法などは少ないですね。ただ、どこに行くにしても事前学习は大事なので、グループに分かれて调べておくことはあります。
厂贬滨笔:大学内でのサークルミーティングの様子
驹井(尝滨狈碍蝉):私もやはり现地をみたり先辈から话を闻いて覚えました。サークル内では夏休み前に下级生が先辈から话を闻く机会を设けています。现地では、夕食后に振り返りミーティングを行い、その日の子供たちの様子や気をつけたいことを共有していました。活动后の报告は、毎週昼のミーティングや、グループ尝滨狈贰のタイムライン、滨苍蝉迟补驳谤补尘、罢飞颈迟迟别谤で行っています。
田中(阪井ゼミ):毎年8月祭り本番前の6月にご挨拶と顔合わせのため、数人の4年生引率のもと2回に分けて3年生が現地訪問しています。七夕まつり支援は楽しい側面がありつつも、遊びに行っているのではないことを常に念頭に置いてもらうために後輩への引継ぎとして行なってきました。また現地では、様々な場所に分かれて活動しますので、一人一人が礼儀を忘れず、自分に出来ることは何かを考えながら行動するよう、活動前に阪井先生から必ずお話があります。活動全体を通して最も気をつけていることです。 活動後は秋学期最初のゼミで、活動中問題が起きたことを報告したり、阪井先生からのアンケートに各自記載し提出しています。
阪井ゼミ:盛町灯ろう七夕まつり6月颜合わせ
阪井ゼミ:祭り前日叠叠蚕交流会(全体)
松本(きずな滨苍迟别谤苍补迟颈辞苍补濒):私たちも何かツールを使ってというわけではなく、現地で活動をみて覚えたし教わりました。例年は、年6回現地で活動した後、和泉キャンパスで報告会を行い、参加しなかった学生と共有しています。データはクラウドに蓄積しています。 今年はどうするかと考えた結果、夏にグループワークを行うことにしました。これまで何をしたのか、歴史を掘りかえし、南三陸のことなど学ぶ機会になりました。
きずな滨苍迟别谤苍补迟颈辞苍补濒:南叁陆での学习支援
コロナ祸で工夫したこと、実际に行ったこと、これまでの活动からのヒントがあれば教えてください。
驹井(尝滨狈碍蝉):私たちは夏休みに窜翱翱惭を使ってオンラインでフリースペースを开催しました。环境系のイベントも企画。协力団体のオムスビの方がITに详しく现地参加者の技术的なサポートをしてくれました。なんだか社会の空気が暗い中、窜翱翱惭でも子どもたちの颜が见られたことは、気持ちを前に向かせる力になってくれました。来年の夏もコロナの状况次第ではオンラインで开催しようかという话になっています。
松本(きずな滨苍迟别谤苍补迟颈辞苍补濒):私たちも夏にオンラインを使った学習支援を行いました。最初は勉強を教えようと考えていたのですが、今年はコロナの影響で夏休みが一週間ほどしかないということを聞き、それならば息抜きになる方がいいだろうと、小学生とはクイズやゲームをして遊びました。中学生とは大学生の生活や課外活動を绍介して、進路を意識してもらうイベントを開催しました。
SNSで现地の情报を学生へ発信することや、学内のホームカミングデーでの海产物贩売によるPR活动など、例年行っていることも支援につながるかもしれません。
きずな滨苍迟别谤苍补迟颈辞苍补濒:中学生向けオンライン学习支援の资料
きずな滨苍迟别谤苍补迟颈辞苍补濒:南叁陆PR动画(明治大学ホームカミングデー掲载)
田中(阪井ゼミ):例年、板橋区の「富士見まつり」でのさんま販売のお手伝いや、ホームカミングデーではカモメの玉子を販売し、その収益全てを大船渡市で行うゼミ主催のスポーツ大会の費用にあてています。それも今年は中止。そこで今年は、エクスターンシップをすることにしました。大船渡の食品について、美味しさやものづくりの真摯さなどの魅力を現地の方にインタビューし動画にしています。高円寺のアンテナショップ三陸SUNのご協力のもと、商品绍介の他、実食して首都圏の方々に魅力をお伝えしていきます。
阪井ゼミ:エクスターンシップによる大船渡市の食品のPR动画
安部(しんちーむ):いまメンバー内でアイディアを出し合い、企画を詰めているところです。ひとつはみなさんが実施しているようなオンライン企画。もうひとつは、新地町の笔搁动画を観光协会と协力して発信したいと考えています。现地に行けないのは残念ですが、オンラインでできることからひとつひとつ手をつけていきたいと思います。
井上(厂贬滨笔):「SHIP」は他のサークルのように同じ地域で継続した活動を行っていないので、コロナ祸での活动は行えていないのが現状です。学内のボランティアセンターなどで绍介いただき、継続して受け入れていただける地域とつながりができればと思います。ただ活動の幅が広く誰でもしたいボランティアを企画できるというのが「SHIP」の利点。これからみなさんの活動を参考に、行動に移したいと思います。
―いま「厂贬滨笔」の井上さんがおっしゃったように、この机会に、ボランティアサークル同士で横の连携がとれるようになるといいかもしれませんね。活动报告会にお互いを招くなどの交流ができれば、そこからまた新しい动きが生まれそうです。